最近めっきり秋らしく涼しくなって来ましたね。
台風の影響をまともにくらった地域の方は大変な週末になったんじゃないかな?早く復興するよう心よりお祈りいたします。
さて皆さんは痛いとか暑いとかくすぐったいなんて感じることはもちろん出来るよね?当たり前でしょう!!なんてお怒りの諸氏、その当たり前が不思議なんですよ…。

↑神経系統と骨格だけを残した検体です。画像では神経系統が見づらいですが我慢してね。
神経は血管と同じく全身に張り巡らされた大切なパーツです。
全身のほとんどの器官は交感神経と副交感神経両方の支配を受け、二つの神経系がバランス良く働くことで適正に保たれています。
呼吸・血液循環・消化吸収・排泄・生殖・内分泌などのシステムを調整し、生命維持に必要な体内循環を整えるのが自律神経の役割です。

↑先程と同じ様な感じにした検体。これは正面からの画像です。
交感神経は脊髄の胸腰部側角から出て、脊髄の前側の通り道である前根を経て、脊髄の両わきにある交感神経幹に入ります。その後は、各臓器など全身に分布し、情報を伝えます。
副交感神経は、中脳、延髄、脊髄の下部から出て、身体の中にのびます。
自律神経にも、中枢に向かう求心性の神経路と、中枢から全身に向かう遠心性の神経路があります。
ニューロン(神経細胞)が集まって塊状をなしている部分は神経節と呼ばれ、それぞれの神経領域の臓器や血管の働きや分泌の
調整を制御する役割を果たしています。
こうした生命維持に欠かせない自律神経の機能全体をコントロールしているのは、間脳の視床下部にあります。

↑上の画像の背面です。ちょっとピンボケ…。トホホホ。
人間をはじめとした哺乳類の体温は、からだをとりまく外部の気温に関係なく、常に一定に保たれています。
もし、体温が外部環境によって左右されてしまえば、体内の代謝活動は阻害されて、生命を維持することが出来ません。
自律神経は、体温調節でも重要な働きをしています。
体温調節には、身体のさまざまな機能がかかわっていますが、ホルモンの作用もその一つです。そして、ホルモンを分泌する内分泌腺を支配しているのが自律神経です。
外部の気温が下がってからだの表面が冷やされると、交感神経が緊張し、内分泌腺である副腎や甲状腺に働きかけてホルモンを分泌させます。副腎髄質(ふくじんずいひつ)から分泌されるアドレナリンは、心臓の拍動を増加させたり、血糖値を上げます。また、甲状腺から分泌されるサイロキシンは、エネルギーの燃焼を促進し、その結果、体温を上昇させます。
反対に気温が高くなった時には、体温が上がり過ぎない様に調節します。
通常は、体内でつくられた熱で血液の温度が上昇し、温まった血液が体表を通るときに皮膚から放熱して体温を下げます。
猛暑の夏など、体表からの放熱だけでは間に合わない場合、皮膚に分布する汗腺からどんどん汗が出てきて皮膚の表面をぬらし、気化熱によって皮膚の温度を下げる働きをします。
汗腺も自律神経に支配されており、発汗を促進するのは交感神経、制御するのは副交感神経です。
エヤコンの部屋に閉じこもってないで、暑くても運動していい汗をかくようにしましょうね。運動することで神経も活発に活動してくれますよ!でも熱中症には気をつけてね。